健康・医療
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早期発見が大切、がん検診

公開:2019年8月7日

今では、日本人の2人に1人が生涯に一度は経験するといわれるのが「がん」です。
がんというと「命に関わる」というイメージが強いですが、治療技術の進展により、克服できるがんも増えてきています。ただし、そこで大切になるのが早期発見・早期治療です。がんはかなり進行するまで自覚症状がないことが多く、進行した状態で発見されるほど、予後が悪くなります。
がんを早期に発見する唯一の手段が、がん検診です。市区町村でもがん検診を行っていますので、対象にあたる人は積極的に活用してください。

◆「がん検診」とは?
がん検診とは、健康な人を対象に、特定のがんを発見するために行う検査です。一般的な職場の健康診断や市区町村が行う特定健康診査では、がんのリスクを知ることはできないため、がんを早期発見するには、がん検診を受診する必要があります。がんにはいろいろな種類がありますが、科学的にがん検診の効果があるとされるものは、次の5つです

種類 検査項目 対象者 受診間隔
胃がん検診 問診に加え、胃部X線検査又は胃内視鏡検査のいずれか 50歳以上 
※当分の間、胃部X線検査については40歳以上に対し実施可
2年に1回 
※当分の間、胃部X線検査については年1回実施可
子宮頸がん検診 問診、視診、子宮頸部の細胞診及び内診 20歳以上 2年に1回
肺がん検診 質問(問診)、 胸部X線センサ及び喀痰検査 40歳以上 年に1回
乳がん検診 問診及び乳房X線検査(マンモグラフィ)
※視診、触診は推奨しない
40歳以上 2年に1回
大腸がん検診 問診及び便潜血検査 40歳以上 年に1回

◆がん検診の流れ

がん検診は、多くの健康な人の中から「がんがありそう(異常あり)」な人を見つけ出すための検査です。がん検診だけでがんの診断はできず、異常があると疑われた人は、必ず医師の指示する精密検査を受ける必要があります。異常ありとなった人の中でも、がんが見つかるのは一部の人です。精密検査の結果、がんでないと判明した場合は、次回のがん検診を受診すればいいでしょう。精密検査でがんと確定した場合、医師と相談して治療へと進むことになります。

◆欧米に比べて低いがん検診受診率
現在の日本のがん検診受診率は、欧米に比べてまだ低い水準に留まっています。男性の胃がん、肺がん、大腸がん検診では4~5割程度、女性では子宮頸がん、乳がんを含めた5つのがん検診で、3~4割程度です。
欧米では、国策としてがん検診が行われているところもあり、女性の子宮頸がん検診や乳がん検診では7~8割という高い受診率を誇っています。さらにアメリカでは、乳がん検診の受診率向上に伴い、乳がんの死亡率が低下するという成果にもつながっています。日本でも、がんにより命を落とす人を減らすには、がん検診受診率を高めることが急務です。「時間がない」「めんどう」「がんが見つかったら怖い」と思わず、命を守るためにがん検診を受けましょう。

(出典・参考)
厚生労働省 がん検診
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