康明会病院の理念は、「地域を支え、地域に支えられる医療」です。少子高齢化社会の中で、高齢者の認知症やその介護というのは、これまでの医療の形で対処するには厳しくなってきています。

そんな中でも、からだや精神が不自由になっても、自由であり続けるために支援することが、医療の役割であると考えております。そのためには、当院内での支援だけで終わらず、地域のために連続的な支援を行うことが大切であるため、地域医療推進部を立ち上げました。

患者さん一人一人が医療の現場において主役となれるよう、地域医療とともに歩みを続けていく所存です。

康明会病院は、外来受診と入院患者を受け付けている病院です。昭和25年に診療所を開設してから、これまで様々形を変えながらも、地域の皆様に支えられながら、生活に寄り添った医療を軸に進んでまいりました。

現在の病棟の形態としては、地域包括ケア病棟が48床、医療療養病床が96床となっております。介護や福祉事業とも連携をとることで、外来や入院の患者さんが安心して療養生活を送れるよう支援を行っております。

康明会病院には、地域医療推進部を設置しております。地域医療推進部では所属している医療ソーシャルワーカーが患者さんやそのご家族のご相談を受け、解決のお手伝いをいたします。相談は無料で受け付けており、相談内容も外部には漏れないよう厳密に管理いたします。

医療ソーシャルワーカーとは、社会福祉の専門家です。医師や看護師、理学療法士と連携をとりながら、患者さんのご相談を解決に導きます。相談内容は心理的な悩みだけではなく、経済的や社会的な悩みなど多岐にわたっております。