鶏ちゃんは昭和30年代に下呂市や郡上市を中心に広がった伝統的な食文化ですが、発祥についてはいろんな説があります。私どもは郷土の先人に学び、先人のおかげ様と感謝しています。
私が子供の頃、卵は病気でもしないかぎり口にすることが出来ないほど珍重されました。食べれば健康になると言われ、農家へ行き饅頭の空箱にもみ殻を敷いて卵を入れていただき持ち帰り食べたのです。

鶏も卵が産めなくなると廃鶏（はいけい）と呼ばれました。
廃鶏が鶏ちゃんの始まりです。農家の人は廃鶏をつぶして調理します。
昔はモモ、ムネだけでなく内臓全部を大切にしました。
家にある味噌、しょうゆ、にんにくなどを入れて作ったタレを鶏肉にかけて、鍋で煮たり焼いたり、野菜を入れて食べたのです。そうそうキンカン（数珠のようなタマゴ）、これがまた子供心にうれしくて一番に食べたものです。
お正月、お盆、来客があった語らいの時には鶏ちゃんでした。

鶏ちゃんはタレ料理です。鶏ちゃんは地域やお店によって味が千差万別であります。
素朴な味わいですが子供から大人まで愛されている郷土料理です。
全国のみなさん、あなたの眼と舌で下呂鶏ちゃんを味わいに来てください。
お客様が鶏ちゃんを「とりちゃんください」とよく申されますが、「ハイ、けいちゃんですね！」と応えます。

創業当時より守り続けている当店秘伝の特製タレで、トリもも肉とキャベツを一緒に焼いて、お召し上がりいただきます。
鶏肉とキャベツのシンプルな組み合わせからは想像できない鶏肉の柔らかさ・肉汁と絡むキャベツの甘味！
ご飯にもお酒にもぴったりの鶏ちゃん焼き。シメには杉の子名物の焼きそばを入れて焼き上げます。
これは病みつきになっちゃいますよ！（１人前320kcal　塩分1.9ｇ、野菜量100ｇ）

杉の子の鶏ちゃんは、無添加肥料で育てた岐阜県産鶏モモ肉を使用しています。
自家製のタレはしょうゆベースのにんにく風味で、まろやかな味わいが広がります。
一緒に食べるキャベツはみずみずしく甘味があり、鶏肉との相性は抜群です。
地元のファンだけでなく、県外からのリピーターも数多くいらっしゃいます。

◆◆―― 下呂郷土料理 ――◆◆
こだわりの鶏モモ肉と秘伝のタレで作ったやみつきの味です。
1～2名様でお召しあがりいただけます。

◎ 1鍋1,500円（追加一皿）1人前750円
◎ 鶏ちゃん定食　…………………………　1,250円
（鶏ちゃん、お味噌汁、ご飯）

◆◆―― 郷土料理 ――◆◆
《 杉の子名物　シメに焼きそば 》
焼けた鶏ちゃんを半分以上残し、焼きそばを入れれば＜杉の子流鶏ちゃん焼きそば＞が出来上がります！
最後まで手を休めず、紙を破らず、しっかり焼きますとおこげが最高に美味しいです！

◎ ごはん・・・・・・大／中／小
日本一のお米「銀の朏」と下呂産コシヒカリをブレンドしてあります。
◎ みそ汁・・・・飛騨の味噌を使用

◆◆―― その他 ――◆◆
◎ 特選飛騨牛朴葉味噌焼き
飛騨牛と味噌の香ばしさが漂います、味噌は当店オリジナル味

◎ スルメちゃん焼き
噛むほどに甘味がでます、下呂ならではの一品です

◎ 下呂のさしみこんにゃく
とろりとした食感がたまらない、サイドメニュー人気ナンバーワン！

◎ 飛騨のこも豆腐
飛騨名物、当店手作りです

◎ 漬物ステーキ
飛騨では定番のおふくろの味

◎ 明宝ハム
おつまみに最適です

◆◆―― 「鶏ちゃん」に合う焼酎 ――◆◆
本格芋焼酎　黒麹 「岐阜県民　鶏ちゃん」
～芋焼酎でありながら芋臭くなく、口当たりの良さが好評です～