木は動く、生きているといわれます。
この特性が水分を吸ったり乾燥したりして「ほどよい」保温性、断熱性、吸音性を発揮します。生きつづける木は、私たちの皮膚同様の働きをしてくれます。
室内の温度と湿度をうまく調整してくれるので健康住宅の元祖といわれるわけです。
沢山の木や土を適材適所に使った木造建築は「健康」という快適さとともに、節やヒビ割れさえにも年輪を刻んだ自然の造形作品として私たちの目と心を楽しませ活力を与えてくれます。

木や土は生きものですから呼吸し動きます。しかし住まいの素材としては日本風土に適した優れもの、この特性をうまく御してきたのが職人たちの技です。
時を刻んで受け継ぎ磨き上げられてきた職人たちの知恵と技があるのです。私たちの健康は、四季のサイクルに程好く順応することでそのバランスを維持しています。優れた木造構法と、改良されつづける設備器機や新建材を効果的に取り込んだ住まい造りは、日本の文化をも活かした最も健康的な住宅と思います。昨今地球環境問題が世界中で問題化され話し合われています。
このeco問題は高度成長期における私たちの住まいづくりや住まい方、また建物に対する考え方にも多くの見直しがせまられています。資材.古材のリサイクル再活用、国産材の活用（森林整備）など等・・・自然エネルギーの活用方、自然との共生がますます求められる傾向になっています。

先に述べた職人達の技能.技術がeco問題の中心として、これからの住まいを、かっての民家同様100年、200年と生きつづけさせ、それぞれの世代、時代のニーズに合った機能を提供しながらも何世代にもわたり受け継がれながら地域、家族の人たちに愛され大切にされる一つの財産として心の中にしっかりと座をしめる存在でありたいですね。
地域の文化はこのような住まいの集積によって時を刻み、より豊かになるのではないでしょうか。
私たちは、このような地域に貢献する住まいづくりを、心からお手伝いいたします。

■木が与えるメリット
『感触』・・・仕上げによって変わる手触り
木材は、同じ素材を使っても表面の仕上げによって手触りが違います。ザラザラに仕上げてあるものは暖かくツルツルに仕上げてあるものは冷たく感じます。
またガラス、鉄、コンクリート等に比べ手触りがよく手摺や玩具等に利用されることもその表れです。

『温度』・・・冷えを感じない
木材は、コンクリート等に比べ急な温度変化をしないため、長時間立っていても足の冷えをあまり感じない断熱性能に優れた材料と言えます。

『反射』・・・紫外線からあなたを守る
肌に悪影響を与えたり目を疲れさせたりする紫外線を、木材は吸収し反射させにくい性質の素材です。
（紫外線とは、波長が可視光線である紫色の波長（400～440mm）よりも外側にある波長で、Ｘ線より長い電磁波をいいます。）また、木材は、暖かさを感じさせる赤外線の
反射は大きい素材です

『衝撃』・・・ショックをより吸収
木材はショックを受け止めて吸収してくれるので、床や壁が木で出来ていると安心。そして飛び跳ねても痛くないし疲れにくい優しい素材です。

『音響』・・・心地よい響き
バイオリンやピアノなどの弦楽器が、音を大きく響かせるためには幅広の木部を必要とします。私たちが耳にする多くの弦楽器の音色は弦そのものから出ている音は少なく、大半は弦から発せられた振動がこの木部によって響いているのが聞こえているのです。
木は室内の音を適度に吸収し、心地よい音に調整してくれます。

『香り』・・・木の香り
木材には、香りの元になる成分が多く含まれており、それらの成分は消臭や殺菌に対して効果があります。

～工事中から完成してからも安心して暮らすために、とても重要なことです～

■完成保証
建築請負会社が、工事の途中で倒産などにより工事の完成が不可能となった場合、その建築請負契約を他の保証会社に引き継いで完成させます。

■地盤保証
マイホームの新築や大規模な増改築工事を行うにあたって必ず必要なのは、その建物を建てる土地です。約1000棟に1棟の割合で起きている「不同沈下事故」は、目で直接確認する事が出来ません。地盤保証とは、万が一このような事故が起きたとしても地盤損壊による不同沈下事故が発生した場合、建物の修復費及び地盤損壊の修復費を補う保証制度の事です。

■瑕疵保証
品確法によって新築住宅の取得契約に係る瑕疵担保責任が強化され、基本構造部分の瑕疵担保責任が10年の義務付けとなりました。

＜瑕疵とは＞
目的物が契約に定められた内容や社会通念上必要とされる性能を欠いていることです。

＜瑕疵担保責任とは＞
目的物に瑕疵があった場合にその瑕疵を修補したり、賠償金の支払いなどをしなければならない責任の事です。

＜基本構造部分とは＞
建築基準法における構造耐力上主要な部分 雨水の浸入を防止する部分です。