■ご挨拶
最近慢性腎臓病（CKD）が世界でも日本でも大変注目されるようになりました。慢性腎臓病は自覚症状がなくても、日本人成人の8人に1人がかかっているほど有病率が高く、また将来腎不全以外に心筋梗塞や脳梗塞をきたす危険性があります。　
当院では腎臓内科を専門外来として開設しており、腎炎から保存期腎不全まで幅広く診療を行っております。生活習慣病と深い関連がある慢性腎臓病に関して、是非一度検査をすることをお勧めします。また生活習慣病患者様の動脈硬化度を評価するため、最新の検査法（CAVI:心臓足首血管指数）を導入し、簡便で正確な動脈硬化度測定が可能となっております。
血液透析療法、腹膜透析においては最新の治療機器を完備し、ＩＤカードを用いたコンピューター透析管理システムと、透析液の超清浄化により実現されたオンラインHDF透析治療が全ベット（48台）にて可能となっております。また血漿交換療法も行っておりますので、閉塞性動脈硬化症や難治性皮膚疾患の患者様にも治療を提供しています。それらは専門医とともに経験豊富な透析認定臨床工学士と看護師が治療に取り組んでおります。より質の高い治療のご提供と患者様のニーズに答えるべく安全で、快適な医療施設を目指しております。

院長・医学博士 　高田大輔