整形外科専門医として、長年膝・肩・腰など関節の痛みやスポーツ障害に対して、手術を中心とした治療を行ってきました。手術は非常に有効な治療手段です。しかし残念ながら進行した病状に対する治療であり、多くが大きな侵襲、負担を伴います。できればけが・疾患を予防したり、初期から適切な治療を行い、手術に至らないようにすることが重要です。特に長寿社会を迎え、いつまでも健康な体でいられるように求められる現在において、ご高齢の方の治療はもちろんのこと、今後若年から中年期の予防医療や症状の緩和医療が大切です。手足のけがなど一般的な整形外科疾患のほかに、今後増えるであろう生活習慣に伴う首・腰の痛み、手足のしびれ、骨粗しょう症、ロコモ症候群（肩、膝などの障害）、過度なスポーツ・運動に伴う障害の改善に取り組んでいきたいと思います。スタッフ一同患者さんの立場に即した応対を心掛け、皆様のお役に立てるよう頑張って参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます

院長 川又 朋麿

（1）自分が受けたい医療、家族に受けさせたい医療
当院が目指すものは、自分が受けたい医療、家族に受けさせたい医療の提供です。患者さんが自分の母親であったならどのような治療を行うか、自分の子供であったならどのような対策をとるかを基準に、医療を選択していきたいと考えています。

（2）患者さんの要望の把握
同じ疾患に罹患をされていても、患者さんの置かれた立場の違いから、それぞれ患者さんの要望は異なります。病状の詳しい説明を希望される方、最新の医療機器で検査を希望される方、細かな説明は抜きに治療だけして欲しい方、大きな病院への紹介を希望される方などご要望は多岐にわたります。当院ではまず患者さんが何をご要望されているかの把握に努め、その要望に沿った治療を行いたいと思います。

（3）問診による原因の把握
病気の診断や治療のほか、丁寧な問診を通じ、患者さんの生活習慣や背景を把握に努め、病気の原因・誘因を考えます。慢性疾患の場合、日常生活習慣が誘因となって生じているものがあり、時として患者さんの生活習慣や嗜好の改善を要する場合があります。どの患者さんも楽な治療を望まれますが、受身の医療だけでは治せない場合があり、医師から生活習慣の改善など厳しい言葉をかけることがあります。このような耳障りな指導も大切な治療と考えています。

（4）丁寧な説明
近年医療分野の検査機器の進歩は目覚ましく、これまでよく分からなかった病気がわかるようになってきました。しかしいくら高度な検査を行っても、患者さんが検査結果を理解できなければ、意味がありません。当院では、独自のパンフレットや器具を用いて説明を行い、患者ご自身が自分の病気をしっかり理解できるようお手伝いいたします。

（5）最新の医療の提供
医学・医療は日々進歩しています。不治の病と言われていたものに治療薬が誕生したり、今まで常識とされていた治療法があまり有効ではなく、逆に今まで注目されなかった治療が急に日の目を見ることがあります。整形外科疾患の関連学会、研修会に参加し、最新の医療を提供できるよう研鑚を積み、また現在の医療の妥当性の検証を続けます。

肩こり、腰痛、膝の痛み、外傷など、整形外科疾患、全般診察します。
関節リウマチの外来加療や生活指導を行います。