特別養護老人ホームは、介護保険施設のひとつです。特養は老人福祉法に基づく呼称で、介護保険法では介護老人福祉施設とも呼ばれています。
主に社会福祉法人や地方自治体が開設します。身体、精神上の障害のため常に介護が必要で、家での介護が困難な人が対象で、食事、排せつ、入浴など日常生活の介助や、機能訓練、健康管理などのサービスが受けられます。
現在は要介護度1～5の人が利用できますが、今後の法律改正でこの条件が厳しくなる事も考えられます。
超高齢化社会を迎えた今日、地域では慢性的な入居待機者が多数存在します。
このような現状のなか、行政の老人福祉計画に賛同し、医療と福祉のトータルケアシステムの実現を具体化する為、特別養護老人ホームむさし村山苑を開設しました。
当施設はユニット型個室・従来型多床室で構成されています。

ユニットケアとは、入居者の個性を尊重する為、10人のグループに分け、それぞれを１つのユニット（生活単位）とし、ユニットごとに食事や入浴、施設内行事などの日常生活を送り、少人数の家庭的な雰囲気のなかで生活を共にしながら個別に介護することを目的としています。
今後、特養を運営する社会福祉法人として、地域との連携を深め、公共性の高い施設として民主的な運営を目指さなければなりません。

●入所サービス
むさし村山苑ではユニット型特養・従来型特養の混合型施設となっております。
ユニット型では、10名という少数の入居者様を一つのグループとし、ユニットごとにご自宅に近い環境の中で家庭的な介護サービスを提供します。
従来型では、多床室になりますが、プライバシーを守るための環境や配慮を行っています。
サービス提供はユニットケアの本質である「個別ケア」を目指しています。

●短期入所生活介護（ショートステイ）
介護を担当される方の急用、旅行などの際に役立つサービスです。
ご家族様の介護負担の軽減や、高齢者の方の心身機能の向上を目的としています。
医師や専門スタッフの指導のもと、食事や入浴などの生活援助をはじめ、健康管理・リハビリテーション、レクリエーションなどのサービスを提供いたします。

●療養室・看護・介護
健康状態の確認・病状の観察・異常の早期発見、慢性的な症状の処置などを行います。
整容・食事・入浴・排泄などの日常生活を職員が見守り・お手伝いいたします。

●リハビリテーション・音楽療法・生活リハビリテーション
身体機能の維持・向上を目指します。

●入浴
一般浴槽、特殊浴槽、ミスト浴槽で安心して入浴できます。

●食事
食器の工夫や、ユニット内のキッチンでの盛り付けを行い、家庭的な雰囲気でお食事を楽しめます。

●ボランティア
民謡やカラーセラピー、吹奏楽などのボランティアの方が来てくださいます。

●行事・レクリエーション
季節に合わせた行事や外出を行い、日常生活に彩を添えます。

≪ 入居の流れ ≫
1.むさし村山苑入居申込書類をご提出いただきます。
2.申込書類をもとに、入居判定会議において検討させていただきます。
3.入居判定会議の結果をご家族等へ郵送させていただきます。
4.入居が近づいてきましたら、事前面接に伺い最終的な検討をさせていただきます。
5.入居となりましたら、身元引受人の方へご案内させていただき、入居契約手続き後に入居をしていただきます。

※入居日については原則として、当苑が指定した日時に入居をお願いしております。