ヤサカジンジャ

八坂神社

ようこそ八坂神社へ
神社
  • 神社
エリア
大阪府寝屋川市
最寄り駅
京阪電車京阪本線 寝屋川市駅 から徒歩2分
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~ようこそ八坂神社へ~
 八坂神社の御祭神は、素盞鳴尊[スサノオノミコト]さまです。神社の創建を伝える史料は現存しませんが、明治元年(1868年)に八坂神社と改称する以前は、牛頭天王社や祇園社などと呼ばれていました。この八坂神社の鎮座地は往時楠の森と呼ばれた神厳の地であった醍醐天皇延長元年(923年)河内国広宗村(現在の早子町周辺)の人々によって遠く播磨の国広峯神社より神霊を移し当社を創建したと云う(当時広峯は広宗とも呼ばれていた)。

 千年楠も当時より此の地に茂り森を形ち造っていたものと思われる。天空高く広がるその姿は豪壮且溢れんばかりの生気に満ち仰ぐ者等しくその霊気を享けて活力蘇る思いがする千年に亙って神社と氏子を見守って来た。ここ八坂神社の境内には、寝屋川市が保存樹に指定した4本の楠の木の他にも、15本の楠が育っています。最も大きなものは、高さ約15m82cm、周囲約7m、樹齢は650年以上と推定されますが、1千年を超えるという説もあります。
御 由 緒
 当社創建年代は詳らかではないが、伝承によれば第三十五代皇極天皇二年(西暦643年)の頃と伝えられる。昔、第十六代仁徳天皇、浪速高津之宮におわせし頃、茨田の堤を築かれたため、河内平野東部を南北に走る山脈丘陵に源を発し、高宮台地に迫り南流したる水は此の地に滞留し広大なる池となり、人呼んで茨田の池と云う。皇極天皇二年七月、池の水腐敗し口黒く身白き小虫わきて池を覆い、翌八月に入ってその虫死して死骸は水面十糎から十五糎の厚さになりしと云う。その為池の水藍汁の如く変じ魚類死滅、悪疫発生し住民死亡する者多し、ここに於いて里人困窮し播州廣峯神社に疫病平癒の祈願を行う。霊験著しく、日成らずして終息す。 人々これを忘れざるため、神恩報謝の心を以って其年、廣峯神社の分霊を播州より勧請して池の辺りに小社を建立し、これを祇園社と称え里の守神として斎き奉る。 その後爾来年月を重ね池の水渇き芦原となりしを以って開墾し、数十町歩の農地を生ず処々に五穀豊饒を祈願し豊受姫の命住吉大神を合祀し相殿斎き奉る。当祇園社は代々茨田の池の茅を持って屋根を葺き、20年毎に葺き代えてきましたが万延元年正月(西暦1860年)時の代官多羅尾民部殿に願い出て永世不朽の瓦葺入母屋造りとなせり。現在の社殿是なり。

■ひろむね橋由来
 全国祇園総本社と云われる廣峯神社は姫路城の北方約五kmの地点、広峯山(旧称:廣峯山)あり、当八坂神社は平成元年より約1346年前(西暦643年)廣峯神社より勧請したるを以って、古老の説によると、当社南方約300mの位置に旧ひろむねと名付く集落並びにひろむね橋なるものがあり、その石碑もありたりと云う。これは当時播州廣峯の地名そのゆかりを以って称したものと思われる。現廣峯神社西脇芳一宮司の説によると、この地より勧請したる神社は、当山の地名が各所に伝えられているとのこと。
御 祭 神■
●素盞鳴尊[スサノオノミコト]
建築方位・方祟除の神・病気・災難・御禊の神・知恵・学問・和歌の神・縁結びの神・安産の神・海陸・交通守護の神として熱烈な信仰を寄せられて来ました。

●住吉大神
禊祓いの神・海上安全守護神・特に帯祝い「岩田帯」安産の神として御神徳を仰ぐ次第です。

●末社・稲荷神社 (豊受姫命・倉稲魂大神)
豊耕五穀豊穣・商工業繁栄の守護神・世間衆知の御神徳高い神様です。

■神話
素盞鳴尊は高天原から、出雲の国肥の川の河上なる鳥髪の地に降りられた。そこにこの国の神、大山津見神の子で、足名椎<アシナツジ>・手名椎<テナツジ>とやう老いた夫婦が櫛名田姫<クシナダヒメ>を中において泣いていた。尊はそのわけを尋ねると、この地には眼はまっかなほおずきのように燃え、からだは一つで、頭が八ツ尾が八ツそのからだにはヒノキ、杉ノ木が生い茂り、長さは八ツの谷、八ツの峰々に渡るほど長く、その腹はつっかりいつも血が染んでいる、八岐大蛇<ヤマタノオロチ>が棲んでいて、年毎に来てつぎつぎと娘を喰ってしまった。今年はこの娘の番にあたるので、それが悲しくて泣いているということであった。素盞鳴尊はこれを聞いて憐れに思い、その櫛名田姫と婚約の後、少女を櫛に化身させて自分の髪に挿し、足名椎・手名椎に命じて八度も発酵を重ねた強い酒を造り、垣根の八ヵ所の門ごとに一つずつ酒船を置いて酒をなみなみと湛えまっていると、果たして八岐大蛇が現れた。やがて八つの酒槽に八つの頭を入れてつぎつぎと飲み、ついに酔いしれて眠ってしまった。この時とばかりに素盞鳴尊は十拳剣を抜きはなし、この大蛇をずたずたに切り刻んだので、その血で肥の川は真っ赤になって流れたという。 ところで大蛇の尾の辺りを切った時に、剣の刃がこぼれたので不思議に思いこれを切り開かれると都牟刈之太刀があった。尊はこの太刀を取り出して「まことに珍しいものである。」これは高天原の天照大神に奉献すべきものであるとして大神の所に献上された。この剣が後世に言う「草薙の剣」である。

■御神縁

「八雲たつ、出雲八重垣、妻ごみに、八重垣つくる、その八重垣を」

結婚賛歌とも申すべきこの御神詠は、当神社御祭神「素盞鳴尊」がお妃「奇稲田姫」と御結婚の折り、新殿を造営して迎えられ、この歌を詠まれ、御夫婦の仲いとも睦じく国造りされたと云う。 この御神詠は我国最初の和歌といわれ、和歌の祖神と仰がれている。

八坂神社の基本情報

スポット名 八坂神社
TEL 072-821-2656
住所 〒572-0838
大阪府寝屋川市八坂町11-13
営業日
拝観時間:
※時期に応じて
年中無休:
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HP http://www.eonet.ne.jp/~yasaka/
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