『平成２６年度主食用米ＪＡぎふ米価下落緊急対策』の実施に当たり

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ＪＡぎふは、米価の大幅な下落を受け、ＪＡ独自の農家支援対策『平成２６年度主食用米ＪＡぎふ米価下落緊急対策』を２月に実施いたします。ＪＡに主食用米を出荷した生産者４１３９人（２０１４年１２月末現在予定数量）を対象に、総額１億１千万円規模の支援を緊急対策として実施し、１５年産米の生産意欲の維持、高揚を目指すものです。
平成２６年産の米は米価の下落と収穫量減とコメ生産農家の経営に大きな打撃を与え、今後の米生産に大きく影響を及ぼす懸念があります。コメ生産農家のみなさんは、これまでに効率化や低コスト化などを進めています。これ以上収入が減ることは、農業の将来に大きな影響を与えることになります。この状態が続くことで、生産者の生産意欲が減退し、耕作放棄や離農につながってしまいます。また、生産が減少することで、将来的には消費者にとっても安全・安心な米の確保が難しくなるなど、多方面へ影響を及ぼしかねない事態です。
そこでＪＡぎふは２７年産米の作付け計画が始まるこの時期に緊急対策を実施し、生産資材や種子の購入に支障がないよう、迅速に助成を行うことを決定いたしました。
地域の農業を守ることは、農業の持つ環境保全や治水効果などの多面的機能を守ることでもあり、みなさんの暮らしを守るＪＡの使命でもあると考えております。今回の支援が、地域農業の維持・振興につながり、将来的にこの地域の農業がさらに発展していくため必要なものであると確信しております。地域農業を守るＪＡとして、１５年産の再生産の一助になり、ＪＡと生産者が一体となり、地域農業を盛り上げていきたいと考えております。
この支援以外にも今後も米の消費拡大や生産振興、飼料用米などの推進等に加え、園芸品目組織や資材等の購入に対する助成を約６千万円規模で行います。ＪＡぎふの平成２６年度の農家に対する支援・助成は総額１億７千万円規模となります。
ＪＡぎふでは、今後も農を基軸とした地域の活性化が図り、地域のみなさんとともに『未来あるぎふの農業』をめざしてまいります。

ぎふ農業協同組合
代表理事組合長 櫻井　宏

■JAぎふの管内エリアについて
JAぎふは、岐阜市を中心に各務原市・岐南町・笠松町・羽島市・瑞穂市・北方町・本巣市・山県市の計6市3町で構成されています。長良川や木曽川に代表される美しい水、肥沃な大地に恵まれた管内は、古くから農業が盛んな地域。お米をはじめ、ダイコン・エダマメ・ニンジン・柿・イチゴなどの野菜・果物や各種畜産品を集荷し、岐阜の特産品として全国各地の市場へ出荷しています。

信頼される秘密は？
■安全・安心への取り組み
JAぎふでは、消費者の皆さまに信頼される安全・安心・健康な農産物をお届けするために、以下のような取り組みをしています。

●特別栽培米の推進
化学合成農薬・化学肥料をそれぞれ慣行の50％以上削減した栽培方法による「特別栽培米」の生産を推進。「ハツシモ」をはじめ、安全で食味に優れたお米をお届けしています。さらに、管内農家の栽培記録の記帳も実施。営農担当者が日誌内容を点検・データベース化し、農薬や肥料の適正な使用を遵守しています。

●土づくりにもこだわり
人と環境にやさしく、おいしい農作物は土づくりから。岐阜県では、化学合成農薬・化学肥料をそれぞれ慣行の30％以上削減した栽培方法を「ぎふクリーン農業」と定め、平成11年度よりその表示制度を導入。JAぎふ管内でも、より安全・安心な農作物を提供するため、「ぎふクリーン農業」の推進に努めています。

旬のおいしさいろいろ
■JAぎふの自慢の農作物
自然の恵みと、生産者の皆さんの愛情がたっぷり詰まった自慢の農作物をご紹介します。これらはJAぎふの直売所で販売中！その時にだけ出会える野菜や果物をぜひ味わってください。

「地元でとれた新鮮で安全・安心な農作物をたくさん食べていただきたい」との思いから、JAぎふでは、直売所を運営しています。いつ訪れても旬の野菜や果物がいっぱい！毎日のお買い物はもちろん、お近くにいらした際にはぜひお立ち寄りください。スタッフ一同、お待ちしております！