～ご挨拶～

　 皆様新年あけましておめでとうございます。
病院開設以来27回目の新年を迎えたことになります。
医療法人の経営理念に「一人は無限の可能性を持つ、また創造と挑戦の職員満足」ともある通りです。そのような理念に関連した人材論として、「一騎当千」という言葉があります。一人の騎兵で千人の敵を相手にできるという意味です。
　法人の立場からしますと、一人が千人、万人の力を備えた人材ということです。本年初頭に当たり、このことばは私自身に対する決意でもあり、職員お一人お一人に対する私の熱い期待でもあります。どうぞ一騎当千の人材に成長して頂きたいと思います。
　ところで、昨年の実績ですが、実績その1として電子カルテの導入がありました。導入作業に際しては皆様に本当にご苦労をおかけしました。お陰様でいくつかの良い結果を得ていると思います。すなわち、会計待ち時間の短縮、また情報の共有による開かれた診察、医師の指示作業の改善、職員の仕事上のアメニティ機能向上、インフォームドコンセントの改善、また患者の診療予約機能を使いこなすなど、便利さ、医療安全、チーム医療の実践など、医療の質の向上、患者サービスの向上に大きく貢献することができたと思います。
　また経営効率の上でもレセプト請求処理の効率化、日当点の向上、情報の二次利用、他の医療機関との連携強化、紙の使用が減って情報伝達が効率化したなど、様々の点で貢献していると思います。多少のデメリットより多大のメリットと考えています。
　昨年の実績その2として社会医療法人化の結果、財務基盤を強化することができたことがあり、安堵しました。これは事務部による大きな貢献であります。
　実績その3として、7：1看護体制という、医療の質の直結する体制を敷いてこれを維持することができたことです。また平均在院日数の短縮を図ることができました。
　実績その4として、在宅医療の分野に翼を広げ充実を図ることができたこと。また新たに大田区訪問看護ステーション、訪問介護事業所を開設発展させることができたことなどもあります。
　一方、本年4月からの2015年度の法人の着手すべき方向性としては、
その1として：外来総合クリニックの建築着手。
その2として：メディカルホーム南馬込の竣工オープン。
その3として：社会福祉法人若竹会さくら園の特別養護老人ホーム40床増設建築工事の着工。
その4として：病診連携を活発にしよう：開業の先生を大切にしよう、コメディカル連携、ケアマネージャー連携など同業職種連携を活発にしようとのスローガンを掲げたいと思います。社会医療法人としてしっかりと医療と介護の地域活動にまい進しようということです。
その5として：今述べたことのほかに、活発な5Ｓ活動、活発なハートフル委員会活動その他いろいろな実践して行くべき目標があります。2015年度法人グループの経営方針、業務目標、チャレンジ目標としてあらためてまとめます。
　本年もどうぞ元気に、活発に、目標を達成すべく挑戦して参りたいと思います。

社会医療法人 若竹会　つくばセントラル病院
理事長　竹島　徹