【志岐蒲鉾の願い、ものづくりのこだわり】
～食べることは、いのちを移しかえること。～
人は誰も、ひとりで生きていくことはできません。食べることにより、他のいのちをいただき、毎日を元気に生かされています。かまぼこには多くの魚のいのちが詰まっています。その意味で私たちの仕事は、かけがえのない魚のいのちを皆様のいのちに移しかえる、お手伝いをしていると言えるかもしれません。
志岐蒲鉾は食品づくりに携わるものの使命として、おいしく健康的で安全な商品をお届けするとともに、食べもののいのちに感謝し、食べものを大切にする心もお届けしたいと願っています。

【天然の素材を、よき塩梅（あんばい）で。】
塩梅（あんばい）とは、美味しさの基本となる言葉。塩は海の恵みを代表するもの、梅とは野菜や果物など山の幸を代表するもので、取合わせの良さや、ちょうど良い加減を表す言葉です。
志岐蒲鉾では、海から山から届く天然の食材にこだわり、天然の調味料のみを使用して、魚の旨みや野菜の栄養価が100％凝縮された、かまぼこや天ぷらづくりを守り続けています。次代の子供たちに、安全でおいしい本物の味を伝えていくためにも、保存料などの添加物はもちろん、化学的な着色料や調味料は一切使用していません。

【おめでたい席を彩る、「紅白」の意味。】
かまぼこの半月形は、「日の出」に似せて新しい門出を表現しています。また「紅」は慶びを、「白」は無垢な心や神聖さを表し、古くからお節料理やお祝いの席に欠かせない食品です。
どんなに時代が変わっても、また新商品がふえても、日本のこころを伝えるゆかしい食品として、紅白のかまぼこが私たち志岐蒲鉾の精神の支柱であることに変わりはありません。

【新しい食文化の担い手として。】
欧米の健康意識が高い人たちの間で、日本のかまぼこが究極のヘルシーフードとして注目されていることをご存知でしょうか。魚の持つ理想的な栄養バランスが世界的に見直される中、高たんぱく、低脂肪、低カロリーの良質なたんぱく質を手軽に摂れる食品として、絶賛されているのだそうです。志岐蒲鉾では、かまぼこを素晴らしい伝統食品としてだけでなく、ワインのパートナーや洋風の食生活にももっと活用していただけるよう、簡単でおいしいレシピのご提案にも取り組んでいきたいと考えています。