済生会二日市病院は、昭和22年に済生会福岡病院分院として病床数40床で開院致しました。それ以来今日まで、済生会の創立の精神を引き継ぎ、筑紫野市を中心に旧筑紫郡(4市1町)唯一の公的医療機関として、地域の方々の健康を支え共に歩んで参りました。
昭和56年に老人福祉の理念のもと、「特別養護老人ホームむさし苑(100床)」を併設したことを機に、「訪問看護ステーション芦田鶴」「デイサービスセンター天拝」「大野城市南デイサービスセンター南風」と福祉施設の充実を図り福祉医療にも努力して参りました。 平成13年度に全福祉施設を「二日市医療福祉センター」として統合し、当院の基本理念である「救急医療から福祉サービス」まで、総合ケアの出来る病院として、患者さまに信頼される医療に努めています。
現在、当院は260床を有し地域の救急医療のニーズに応えるため「救急・総合診療部」を設置し、救急専用エレベーター、CT室、MRI室、DSA室、アンギオ室等設備の充実を図り、救急医療体制の強化を目指しています。
また、地域の開業医の先生方との連携を深め、患者さまの日常的な健康管理は診療所等の先生方(かかりつけ医)に、入院治療や専門的な検査が必要な時は当院に、という地域医療連携を推進していきます。
二日市病院は、60数年を超える歴史を持つなか、今後急性期医療を担い救急医療・地域医療連携の充実という方針を貫き、スタッフ一同真心を込め、地域の方々へ最新の医療と安心を提供することをお約束します。

院長　間野 正衛（マノ マサエ）