「医療を通じて社会に貢献する」

－基本方針－
1.医療と社会貢献に対する使命感と誇りを持って研鑽に努めます。
2.最良の医療を患者さんの側に立って提供します。
3.明日の医療を担う人材を啓発・育成します。

平成24年4月1日より病院長に就任いたしました北濱昭夫です。
私は、昭和41年東京大学医学部卒業 昭和47年渡米しその後38年間米国外科専門医、米国外科学会上級会員、米国消化器外科学会会員として チューレン大学臨床外科教授として働き、一昨年帰国しました。
アメリカの医療政策には問題もありますが、反面行われている実際の医療には学ぶ点も多くあります。それは、地域に密着した病院の在り方です。病院の規模によらずその中身は、地域住民に信頼される医療を提供するために、住民に対して密着した救急医療・信頼される外来や入院の診断治療・さらに退院後のフォローアップを包括的に行っていることです。私が目指すのは、その様な市民の皆様に愛される病院です。
当院は、がんの治療では、手術や化学療法はもちろんのこと必要に応じては高度の放射線治療も提供しています。また、健康で障害なく生きていける年齢を健康寿命といいますが、脳卒中、骨折、脊柱管狭窄症、動脈硬化による血管狭窄症や動脈瘤などが健康寿命に大きく影響しています、当院ではそれらの疾患の診断治療も積極的に行っています。
人間ドックや健診を行う健康管理センター、歯科診療所も併設されており、救急部は救急専門医が4月より活動を開始します。
さらに、地域医療の担い手である開業医の方々とも連携を取り、「急性期の治療は病院で、その後は近くの診療所」でと言った地域医療連携、訪問看護、介護センターとの共同医療を充実させることにより、地域の皆様が安心してかかれる病院にしたいと考えております。
そのためには市民の皆様のご理解とご支援、開業しておられる地域の先生方のご協力なしにはできません。
目指すべく病院の実現に向けて、日夜努力をして参りますのでよろしくお願いします。



2012年4月

社会医療法人財団互恵会 大船中央病院
院長 北濱 昭夫