うつくしさ、やさしさ、本当に良いものを……
佐藤漆工房は心をこめてお届けいたします。

―― 漆の器が食卓へ、そして建物にも漆が取り入れられ心休まる生活へ… ――
「安心してお使い頂ける漆器」を心がけ1つ1つ職人が吟味して丁寧に制作しております。
毎日お使い頂いても十分用途に耐えるよう、下地に力を入れ、お客様の元へお届けしております。
また漆の独特の特性を生かしたオリジナルの「漆絵」、リビング・床の間・店舗などの漆塗装、堅牢な下地の技術を活かした寺院の修復など、漆の技術を最大限に生かし、お伝えしていきたいと思っております。

当工房ではギャラリーを併設しています。
「ギャラリー漆木舎（うるしごや）」は宮城県鳴子温泉の隣で山形県との県境にあたる中山平温泉という場所にあります。文政8年（およそ180年前）の古民家を利用して平成12年に建てられました。
古材の梁、柱、建具、床にいたるまで総漆塗りの建物となっており「ほっと一息つける」空間になっています。


　《 展示スペースについて 》
作品展示スペースは、季節や作品の大きさによって「玄関ホール」「和室」「中二階」に変わります。
またイベント時には「漆器」以外にも「染め物・焼物・あけび細工」なども展示即売されます。
「漆木舎」と一体となっている「工房」で大小様々な作品が丹精込めて作りだされ展示されています。
作品点数が多く全てを展示することが出来ませんのでご希望があればお気軽にご相談下さい。
またご希望に沿う「オーダー」も承っておりますのでそちらもまずはご相談下さい。
「作り手とお客様の顔が見える」安心してお使い頂ける作品作りを心がけております。


　《 おちついた空間で美味しいコーヒーをどうぞ 》
ここでは山のミネラルを豊富に含んだ水を使用して美味しいお茶や珈琲もお出ししています。
漆木舎の玄関を抜けると吹き抜けになっており開放的な作りとなっています。
夏は涼しく、冬は薪ストーブで暖をとりゆっくりとした時間が流れます。
冬は薪ストーブの暖かい炎に包まれながらコーヒーブレイク…
あまりの居心地のよさに薪ストーブから離れられなくなります。

乾漆とは奈良時代に唐から伝来した漆塗りの技法の一つです。
麻布数枚を漆のりで貼り合せ形を作り下地をつけ何度も漆を塗る手間のかかる仕事です。
この技法を使い新たな作品を作っております。

漆と下地を使い立体的で独創的な絵画の制作にも取り組んでいます。
木や和紙の上に漆の下地を使い、様々な表情を作りだし、その後色漆を重ねていきます。
立体的な絵のため見る角度、照明の当て方一つで様々な表情を見せてくれます。
また、完成直後は漆の特性上、黒くなり一時的に絵が見えにくくなりますが、年月の経過とともに、漆が透きとおり、下の色漆が見えて明るくなってきます。完成直後よりも年月の経過とともに美しさを増していくのも漆絵の魅力です。

● 一般住宅の塗装施工
漆を通した木目の美しさは、どんな塗料にも変えることのできない「やわらかさと存在感」を生み出します。
塗装後、一時的に木目が見えにくくなりますが、年月とともに漆が透きとおり、木目が美しく現れます。
また、カウンターや家具などの合板にも使用できます。

● 店舗の塗装施工
佐藤漆工房では「カウンター」や「家具」「特別な一室」などお店の看板となる部分に漆塗りをお勧めしております。お店の中に一ヵ所漆が使われているだけで印象がガラッと変わります。なにより大切なお客様とのコミュニケーションのきっかけにもなります。

● 社寺の塗装施工
築数百年の建物で、割れが入り、塗膜が剥がれ、木材が傷んだ状態でも、ご相談下さい。 数十年しっかりと建物を保護し、漆独特の風合いで、建物を、御本尊様を引き立てます。 多種多様な状況で、必要とされる技術を生かし、寺院の修復も手掛けております。

　＼ 新品同様にリメイクいたします ／
皆さんのご自宅、またはご実家などに古い「お膳」「箪笥」「長持」「火鉢」「テーブル」などが、物置や部屋の片隅に眠っていませんか？
「ネズミがかじってボロボロだから…」「汚くて触りたくないから」などと捨ててしまうのは本当にもったいないと思います。佐藤漆工房では普段お使いの器はもちろん上記してある製品などの他「獅子頭」や「陶器・磁器」で割れたり欠けてしまった物でも漆で修復することが可能です