開設以来、制度の先駆けて、ショートステイや寝たきりの方への入浴サービスに取り組み、きめ細かな介護を実践しています。同じ敷地内のつぼみ保育園の園児とのふれあいや、サントリーのバレーボールチームやラグビーチームの所属選手たちとの交流会も入居者に好評いただいています。
入居者お一人おひとりに寄り添うために、いつも心がけているのは温かな雰囲気づくり。
介護職員への医療など専門知識研修やメンタル面のフォローにも積極的に取り組んでいます。
2017年4月全室個室のユニット型特別養護老人ホームにリニューアルしました。

―― 「伝統」「心」「新たな成長をめざして」 ――
高殿苑は、大阪市旭区高殿の地に1974年大阪市内最初の特別養護老人ホームとして設立されました。
開設当初より法人独自事業として特別養護老人ホーム以外に地域高齢者を対象に、ショートステイや寝たきりの方への入浴サービス、機能回復訓練を開始、制度に先駆けた取り組みを実践してまいりました。

現在、特別養護老人ホーム、ショートステイ、デイサービス、ヘルパーステーション、ケアプランセンター、在宅介護支援センターを運営しています。
また、苑内の診療所では、地域医師とも連携し、ご入居者の疾病の治療と日常の健康管理をしています。

介護・看護サービスの向上をめざしては、ご入居者・ご家族を交えて定期的にカンファレンスを開催しています。
生活相談員、ケアマネジャーを中心に介護職員、看護師、作業療法士、管理栄養士など多職種が一堂に集まり、より満足度の高い生活を送っていただけるよう、意見・情報交換を行っています。

また、ここ数年、ご家族から苑での看取りをご希望される方が増えています。
これからも、知識・技術の向上はもちろんのこと、多職種の職員が連携し、住み慣れた場所で安心して住み続けていただける環境を整えてまいります。

邦寿会、そして、高殿苑の特徴の一つに「幼老交流」があります。
この方針は1950年から全国に先駆けて取り組んできた事業で、この高殿の地でも、前身の赤川ホームに引き続き、同一敷地、建物で「つぼみ保育園児」と異世代交流を図っています。
春の野点、運動会、長寿お祝い会やお遊戯披露等、園児と接する時間は、沢山の好影響をもたらせてくれます。
お年寄りの子どもたちを見つめるまなざしは、穏やかで輝いています。
お年寄りと園児がふれあい安らぎと喜びを分かち合う。
邦寿会理念の実現の場として、高殿苑はいつもそんな温かな雰囲気に包まれています。

2017年4月には、全室個室のユニット型特別養護老人ホームを中心に、ショートステイ、デイサービスもリニューアルし、地域の皆様にさらにご利用頂ける環境を整備いたしました。

1921年（大正10年）からの伝統が培った高殿苑で、新たな成長を目指し、一緒に歩んでいただける方をお待ちしています。


　施設長　岡田 智之
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ご入居者一人一人の意思及び人格を尊重し、施設サービス計画に基づき、居宅における生活への復帰を念頭に置いて、ご入居前の居宅における生活とご入居後の生活が違和感のないように配慮しながら、各ユニットにおいてご入居者が相互に社会的関係を築き、自立的な日常生活を営むことを支援します。

　《 ご利用できる方 》
要介護3以上と認定された方で、居宅において日常生活を営むことが困難な方。
ただし、要介護1又は2の者のうち、特別な要件に該当する場合（施設以外での生活が著しく困難であると認められる場合）は、介護保険者市区町村の適切な関与の下、施設ごとに設置している入所選考委員会を経て、特例的に入居することが出来ます。
※ご利用者の決定は申込の順番ではなく、大阪市の選考指針に基づき対応してまいります。

　《 サービス内容 》
・全室個室、10名単位のユニットで生活していただきます。
・お食事は管理栄養士による献立を3食お召し上がりいただけます。
・適切な温かさで美味しいものを提供いたします。
・お一人おひとりの状態に合わせた食事をご用意させていただきます。
・各フロアごとにお一人用のひのきとヒバの木製の浴槽があり、安全に入浴を楽しんでいただけます。
・個浴の利用が難しい方にはリフト浴をご用意しております。
・医師や看護職員が健康管理を行います。
・24時間緊急対応できるようナースコールを設置しています。
・健康や生活など、専門職員が相談に応じます。