日々進化する医療環境に向けて、確かな技術と蓄積された薬剤情報を、いつでも地域のお客様に優しさと思いやりの心に手を添えてお届けすることが私たちの使命であると考えています。
特に力を入れているのが「調剤とOTC（一般用医薬品）の融合」です。実は私は薬局を経営する前からずっと疑問に思っていたことがありました。それは調剤薬局の薬剤師はOTC薬の事を聞かれると「ドラッグストアさんに行って聞いて下さい」と答え、ドラッグストアの薬剤師が処方せん薬について相談されると「処方医か調剤してもらっている薬局で聞いて下さい」という答えになり、「なぜ、それらを両方きちんと指導できる薬局・薬剤師がいないのだろう」という事でした。薬局を訪れる患者さんにしてみれば、処方せん薬もOTC薬も同じ「薬」に変わりありません。しかし、現在の薬局では、処方せん薬は「調剤専門薬局」、OTC薬は「ドラッグストア」などと大半が分かれてしまっているのが実情です。日本薬剤師会が過去に行った患者アンケート調査でも「いつも同じ薬局を利用している」と回答した患者さんが34.8％にとどまっていたのに対して、「調剤とOTC購入は違う薬局を利用している」と回答した患者さんは41.9％にも上っています。私たちはそんな薬局の現状を改善するため「調剤とOTCの融合」を行い、調剤でもOTCでも両方について気軽に相談できる薬局を目指しています。
具体的には処方せんをお持ちになった患者さんに対して、化粧品や健康食品などの相談を受けたり、OTC薬の相談に来られた患者さんに対しても、薬局では対応できない時は近隣の医療機関を紹介し、その後、その患者さんが当薬局に処方せんをお持ち頂いたりと、処方せん薬とOTC薬、両方の服薬情報を一元管理して薬剤師と登録販売者が連携しながら健康相談を行っております。
地域で最も身近な健康のサポーターとして、地域の皆様から選ばれる「相談のできるかかりつけ薬局」を目指して参りますので、今後ともより一層のご愛顧、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

わかば薬局代表取締役 山田 武志

保険調剤、医薬品・健康食品・化粧品等の販売・介護保険法に基づく居宅サービス