歯は、審美的なものだけではなく、機能的に安定していなければなりません。近年咬み合せが全身におよぼす影響について多くのことがわかってきました。
姿勢のゆがみや顎関節の痛み、不定愁訴などが咬み合せの原因とされています。
ごく最近の研究では、脳の自律神経の活動を低下させ、認知症の原因となったり、入れ歯の場合には心臓の自律神経にアンバランスをきたし、不整脈の一因になることがあります。
これらの症状の改善には、オクルーザーで咬み合せの重心を確認することが大切です。
咬み合せの重心が正しい位置にあれば全身の安定をもたらします。

2003年に愛知県の65才以上の健康な人を対象とした認知症のリスクが厚生省から発表されました。「歯がほとんどなく、義歯を装着していない人は、20歯以上ある人に比べ認知症の発症が1.9倍高くなります」