『KARUBE・TREE X TREE』には福祉相談窓口とフリースペースがあります。少人数の会議等にもご利用ください。

　現在の福祉制度では、要介護等の認定を受けている方については、福祉に関する困りごとについて担当のケアマネジャー等に相談をすることができます。しかし、要介護等の認定を受けていない方の場合、担当の相談員等がいないため、気軽にそれらの相談をできる相手がいないのが現状です。高齢者が自分の生活で不便を感じ始めている、また、高齢者等をもつ家族が、「最近少し親に不安を感じることがあるんだけど」というような、行政に相談をするほどでもない些細な問題を抱えていることが多々あると思われます。
　現在、社会福祉法人かるべの郷福祉会では、介護保険のケアマネジャーだけでなく、障害者の相談支援専門員、独居老人等の相談支援事業である地域サポート型特養（兵庫県認定）を実施しています。そしてこの度、これらの事業をより発展・充実させるために、地域住民の方々の立ち寄りやすく、そして敷居を低くした福祉相談窓口をつくりたいと思い、場所はＹタウンを選び、『KARUBE・TREE X TREE』をつくりました。
　『KARUBE・TREE X TREE』は、「福祉の相談窓口」だけでは何となく堅苦しくて気軽に入れないのではないかと考え、建物の半分を、買い物のお客様等の休憩場所に利用していただけるよう、コーヒー等の自動販売機を設置したフリースペースとしました。相談目的の方はもとよりそうでないお客様等でも、気軽に『KARUBE・TREE X TREE』にお越しいただきたい、また、フリースペースを小グループの会議等の場所として、気軽に便利に活用してもらいたいと考えています。
　『KARUBE・TREE X TREE』が、地域の皆様から親しんでいただける場所、そして同時に高齢者等の福祉というものを身近なものに感じていただける場所となれるよう、皆様に『KARUBE・TREE X TREE』を育てていただきたいと願っています。『KARUBE・TREE X TREE』が、養父市の福祉の発展に少しでもお役に立てれば幸いです。