くろかみ学園は佐賀県武雄市にある障がい児入所施設です。
児童福祉法と障害者総合支援法の理念のもと、利用者が自分らしく充実した人生を送れるよう、日常生活での基本動作や自立した生活に必要な知識・技能の習得を目指します。
またそれととともに、集団生活にも適応できるように利用者個々の心身の状況や環境に応じて、利用者を保護しつつ指導・訓練を行っています。

自立を目指す支援としては、たとえば生活訓練における小グループに分かれての自活体験、余暇時間を利用した自室の整理整頓や清掃・洗濯などを行っており、利用者が自活できるように必要な技術を習得していただける環境です。

くろかみ学園では、個別支援計画や利用者の希望に応じて、買い物、プール・温泉、スポーツ観戦などの外出を行っています。
実際に外出して公共交通機関の利用方法や日用品の買い方を学ぶことが可能です。
地域資源も積極的に活用し、利用者がさまざまな経験を積めるよう心がけています。

また月1回の自治会で生活目標を決めたり、夏祭りやクリスマス会などのイベントでは企画段階から参加したりと、利用者による自主活動も活発に行えるよう、促進しています。
そのほか、スポーツ大会、ガーデニング、クッキングなどのクラブ活動も活発です。

くろかみ学園では入所者だけでなく、特別支援学校や地元の小学校特別支援学級など各学校からの通学児童と「たけのこクラブ」として活動する卒業生の支援も行っています。

通学児童に対しては、各学校と個別に支援会議などを重ねつつ連携を図る体制です。
利用者が充実した学校生活を送れるように支援いたします。
卒業生はたけのこクラブとして個別に機能訓練や清掃活動、外出などを行い、日中活動を充実できる体制です。