創業以来、皆さまには温かいご支援を賜り、心より厚く御礼申しあげます。私たちは「安心・安全・高品質（信頼）を食卓へ」を経営理念に、1947年の創業時から時代環境の変化に速やかに対応できる、柔軟な会社経営を目指してまいりました。お客さまの食の安全を確保するのは私たちの使命であり、最善の方法を常に駆使して、お客さまに安全で安心な牛肉・食品をお届けし続けています。

2007年には県内ではじめて、食品の生産情報を生産者が正確に記録・保管・公表する「生産情報JAS認定」を取得。翌年には同規格に対応した独自の生産情報管理システム「杉本本店生産情報グループシステム」を開発し、県内外30ヶ所の牧場で約1万頭の黒毛和牛を肥育する、独自の生販一貫体制を構築いたしました。

2007年からは独自ブランドであるJAS認定牛「黒樺牛」の販売を開始し、県内のみならず全国からも高い評価をいただくブランドとして成長いたしました。また人吉市矢岳町の矢岳牧場（60ヘクタール/4千頭）の開設、「熊本黒樺牛ビーフカレー」の発売など、生産供給体制の充実と共に新たな食品の提案と開発にも積極的にチャレンジをし続けています。私たち杉本本店は常に食品の基本である「安全と品質」を忘れることなく、全社員が一丸となって積極的に推進し、お客様に安心・ご満足いただける商品をお届けしてまいります。

代表取締役　杉本知彌

牛肉のおいしさは「香り」「味覚」「食感」そして自然の恵みへの感謝

「黒樺牛」をはじめとする黒毛和牛には、芳醇で甘い脂の香りがあることはよく知られています。これは「和牛香」とも呼ばれているものです。
黒毛和の肉本来の美味しさはこの「香り」「味覚」「食感」の3つの要素から成り立っています。「香り・味覚・食感」を合わせて、そして自然の恵みへの感謝の気持ちがあってこそ、はじめて「美味しい！」という言葉が生まれるのです。

「香り」の評価の場合は、BMS（牛脂肪交雑基準）の値が高い方がいい状態とされています。BMSはビーフ・マーブリング・スタンダードの略で「脂肪 交雑」を評価するための基準です。「味」の評価の場合は、甘み成分のアミノ酸等が多く含まれる赤身部分が評価されるので、香りの場合とは逆にBMSが低いほうがいい肉とされています。つまりバランスが最も重要な要素なのです。黒樺牛はこのバランスが際立っているのが美味しさの特長となっています。

■絶妙のバランス。それが「黒樺牛」のおいしさです。

その他にも脂肪部分のB.F.S（牛脂肪色基準）、や赤み部分のB.C.S（牛肉色基準）などの基準がありますが「黒樺牛」は自然の恵みから生まれるため、状態のばらつきや、品質の緩やかさが生まれます。私たち杉本本店は牛への長年の育成技術に基づいた上で、そのばらつきや品質の緩やかさを見極めながら「黒樺牛」ブランドの名に恥じない牛のみを、厳しい品質管理基準を通して出荷。「香り」「味覚」「食感」の絶妙なバランスがとれた厳選された黒樺牛として皆様にお届けしています。