■建学の精神■
本学の創立者田口枢機卿は、ローマカトリック教会において、我が国はもとより、国際的に活躍した祈りの人でありました。
枢機卿は、先進国や発展途上国における様々な教育文化に精通し、その長い経験と枢機卿の人間讃歌が、本校を設立することとなったのです。
即ち人間にとって平和な社会、健全な体制、安定した秩序を実現する、最も肝要なことは、女性の深い教養であると認識され、宗教的情操教育を施しながら、円満な人格を育成し、人生の目的や意義を十分理解して、自らは「純潔と愛徳」を実践できる人になるよう教育することを建学の精神としました。
時代の進展と共に、今日ではより深い隣人愛を実践し、国内外において真に自立した女性として、社会に貢献しうる女性の教育を目指しています。

■理事長からのメッセージ■
生徒の制服の胸に輝く刺繍「Puritas et Charitas」、「純潔と愛徳」。多様な価値観がうずまく社会の中で生きるための指針として、創立者田口芳五郎枢機卿が学院で学ぶ生徒たちに宛てたメッセージ「校訓」です。
「純潔」、物事への二心のないひたむきなまごころ、そしてそのまごころからあふれ出る他の人を配慮し思いやり奉仕する「愛徳」、これを周りの人々との関わりの中で生きる女性として育ってほしいという創立者の思いです。
学力とともにこの校訓を身に付け、キリスト教的な情操教育を基盤とする学院生活に培われた深い教養に満ちた女性、その女性の存在こそ社会の改善、平和へとつながると創立者は信じて戦後の混乱の時代に学院を創立しました。
創立以来、この創立者の信念に基づいて、カトリックの世界観をバックボーンとして、時代が求める真の意味でのすぐれた女子の人間育成に力を注いでいます。

理事長　澁谷　桂子

「百合学院」の教育理念は、幼稚園から高校まで息づいています。
幼稚園からはじまる英語教育。いち早いＩＴ社会への対応として、パソコン教育も小学校時代から取り入れています。
さらに、中学校では基礎学力の充実を図り、生徒ひとりひとりの個性を尊重し、ていねいに指導。
高校では卒業の20年先を見据え、生徒ひとり一人の自己実現をサポートするためのコース制を導入し、百合学院ならではの教育を実践しています。

（1）百合学院幼稚園
あいさつをする・他人へのおもいやりを持つ・がまんする事を学び、自主的に行動できる子供を育てる。
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（2）百合学院小学校
基礎的学力の育成・基本的生活態度の涵養・健やかな心身の育成の3つの主軸に時代の変化に対応し、良心的行いがとれる意志の育成。
↓
（3）百合学院中学校
基礎的学力の充実。
自信をつけ、人間的な成長を育成。きめ細やかな指導を提供
↓
（4）百合学院高等学校
◎選抜特進コース
国公立大学への進学を目指すコース
◎特進コース
難関私立大学への進学を目指すコース

また、豊かな人間性を育むことを目指す百合学院の宗教行事（聖母祭・クリスマスの集い）は、他校にはない独自のものです。
みんなと手と手をとり合って自分たちで作りあげるものから、隣人に対して献身・奉仕する心を知ることまで。様々な行事を通して、心身ともに成長していきます。

【わくわく幼稚園】
担当の先生を中心に、遊びの中でリズム感や運動、製作などを取り入れながら、お子様と保護者の方がコミュニケーションを深めるための集いです。

【フレンドルーム（あずかり保育）】
百合学院幼稚園では保護者のご希望により、フレンドルーム（あずかり保育）を実施いたしております。
小学校の保護者様へのサポート

【ナザレトルーム】
１年生から４年生まで、放課後を過ごす場所として始まりました。遠距離通学で家に帰っても遊ぶ友達がなかなかできない子どもや、お母さん、お父さんが共働きの子どもたちが、月曜日から金曜日までの放課後の時間を学校の友達と過ごす場所です。

【百合学院保護者会】
子供たちにとって学びよい環境作りのため、保護者の皆様のご理解とご協力を得るための場として発足しました。幼・小・中・高それぞれの部会で活動をしています。